ブログ 営業Kのよもやま話


江戸の風情と文化、市井の人々の暮らしの描写
関東関西の慣習や食文化の違い等々
とても興味深く、引き込まれる作品でした。

料理を志す人、携わっている人は必読
また関係なくても食べる事が好きな人なら
ぜったいおすすめ

主人公の作る料理は別冊でレシピ本が出てるくらい
読んでてそそられる、(実際に作ってみてはどうか判らないけど)
10冊という大作であるにも関わらず
久々終わるのが残念な作品でした
「みおつくしロス」 なう!
高田郁の次回作に期待大なり

ただただ残念な事にすでにテレビドラマになってしまってます。
しかも主人公が北川景子で・・・
著者はこれを良しとしたのでしょうか?
いかにもテレビ局の売らんかなのキャスティングに
かなり見る気がうせました。

はっきりいってこんな美人ではないのです
私的キャスティングを言うならば
主人公は「貫地谷しほり」あたりがベスト
もういちど作り直して欲しい・・・
わがままでしょうか?

Asahi housing


いわずと知れた山崎豊子を今頃人に薦められて読みました。
「白い巨塔」はテレビで見てましたが、これは初めてで
で、感想は「抜群におもしろい」かなりの長編でしかも
はじめのあたりは結構しんどい展開ですが、途中から(商社のあたりから・・)
とても先が気になりついつい・・・
とても数十年まえに書かれたものとは思えない新鮮さもありいっきに読めました。
同じビジネスマンとして登場人物の壱岐や鮫島のような生き方はとても
できないけれど、世界を又にかけた商売の駆け引きとても引き込まれました。

☆☆☆☆☆ 文句なし

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この万城目学氏の書く作品は「鹿男あおによし」「鴨川ホルモー」等、ほぼ読んでしまうのですが、それは恐らくこれらの作品の舞台がすべて関西であることに起因していると思う。今回の舞台も空堀商店街に始まり、かなりしってるところ満載で、しかしその設定のはちゃめちゃなところを面白いと見るのか「無理があるやろー」と突っ込むのかがしんどいところで・・・
なんやかんや言いながらも途中からは万城目ワールドに浸かってしまうのですが、そこにたどりつくまでが困難なことで、毎回そんな文句をいいながらもついつい読んでしまってます。

ついでに言うと、DVD観るべきかどうか悩むところ。おそらく堤真一と綾瀬はるかが会計検査院のキャスティングだと思うけど、ちょっとイメージと違う。綾瀬はるかに関しては別に嫌いではないけど、それにしても鹿男のときから万城目作品に登場するけどちょっとずつイメージから離れてる、原作では表紙絵にあるようにめちゃくちゃ背の高いすらっとした、しかもフレンチとのハーフ・・・どう考えても綾瀬じゃないなーどうにかならんのかなその辺と思ってしまう今日この頃です。

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有川浩を紹介してくれた人がまたまた教えてくれた一作。
うーん、おもしろい。極道が片田舎の温泉地でホテル経営、そして近隣から付けられたあだ名が「プリンスホテル」ならぬ「プリズンホテル」洒落がきいてる。全4冊、それぞれ春夏秋冬と季節にわけられている、実は今現在最後の4冊目を読んでいるところなのだがあまりにブログ更新に時間が空いたので・・・フライングぎみに書評書いてます。ふふ
でも十分な読み応え有り。やくざもの独特の台詞まわしもちょっと非現実的ながらハードボイルド好きなら全然オッケーです。浅田次郎という人は読んだ事なかったのですが、結構堅いイメージがあったのですが読みやすかったし読ませ上手。他も読んでみようかな・・・

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とある人に薦められたのがきっかけでどっぷりはまってしまったのがこの人、最近では「フリーター家を買う」がテレビドラマ化されて話題となったが原作を読んだ者としてはドラマは全く別物、キャストの好演でそれなりにおもしろかったけどイメージがかなり違ってた感じ。

個人的には「海の中」がかなりよかった、リアルに今現実に怪獣みたいなものが世の中に出てきたらどうなる、どうするみたいな決してウルトラマン的なヒーローが出てくるでもなく淡々と自衛隊が対応するのが妙にリアル。

「阪急電車」も映画化されるらしいけど、これこそ映像化されないかなーと思っていたので映画化はドンピシャです。

「三匹のおっさん」痛快おっさんヒーローもん。ここ最近読んだ中ではかなりおすすめ
扱うテーマもなかなかいまどきで、年寄りをからめてここまで読み手を元気にさせるのも作者の実力かと・・


作者は女性な為か大体すべての作品の中でちょっとおっさんには「臭い」くらいの恋愛描写もあってちょっと本物のおっさんにとってはつらいところもあるけど、これからの作品も楽しみな一人
(ただ、我輩はなぜか図書館戦争(アニメ化もされた)だけは途中でリタイヤ、今も本棚で休憩中、同書についてのコメントだけは後日ということで・・・)

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